<修理日記>TAITO スペースインベーダーCV 後編
投稿日時 2014/6/22 21:27 by 真樹 | 固定リンク
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前回は画面が出るところまで修繕できたけど、問題切り分けには
セルフテストを使おうと言う方針でパーツ待ち。
そして、届いた!

MultiROMが届くのに1ヶ月ほど掛かり、その間にもSI基板上のROMを
テストROMに交換しようと試みたのだけど、2708という初期物で手持ちも無く
書き込み環境もなかったので気長にまっていた。

写真のブツがMultiROM。インベーダーのCPU、8080のドーターボード。
この基板をつけると、セルフテストモードで故障箇所が分かる。
早速CPUをぬいて取り付け・・・できない!?
太いパスコンが差し込みの邪魔をする。仕方が無いので、干渉する部分の
コンデンサを基板裏から取り付けることに。

早速電源ON! あれ?RAMはOKだ。しかし、BITという項目がFAIL。
なんだろうとGoogleってみると、BITシフター機能のエラーのもよう。
SIのバージョンによりチップが異なるが、とりあえず支障箇所は特定できたので
4つのMB14211を外し、ソケット化する。
差し替えで不良ICを探す・・・が全て症状が同じ。んー。
回路図を眺めて、シフター直下のIC(74LS175、174)あたりが怪しい感じ。
175からテストすると、不良を発見!これか!
ジャンク基板からICを取って来て交換。・・・直った!!!やったー!!!

これで画面とゲームはOK。あと、音がでてないんですね・・・。
サーというノイズも出てないので、アンプ周りなのは確実なのだ。
2段のアンプ構成(各効果音用を含めると3段)、最終段の音声入力を
オシロでみると、波形がみえた。ボリュームをまわすと、波形の幅が変化する。
つまり、最終段のアンプの故障であるので、早速ソケット化し
LM377(LM1877)を交換する。・・・でないね。

アンプ周辺のコンデンサ、抵抗、ダイオードを片っ端から検査。問題なし。
んんーーー???なんとなく、サウンドGNDをマルチメータで測ってみると
12Vが回り込んでいるぞ!!
それらしい支障箇所は無く、ハーネスも問題ないはず、とSIのPINOUTを再確認。
そこで原因がなんとなく分かる。サウンドGNDが接地していない!?
実は、ハーネスを作成したときに参照していた情報元に、
「スピーカー(-)はサウンドGNDに」とあったので、それに従ったのだ。
インベーダーは様々なバージョンがあり環境によって違うのかも・・・

しかし回路図をみると、(+)と逆位相の(-)がちゃんとあるし、サウンドGND周りは
通常のGNDと切り離されていて、回路として「浮いていた」のだ。
つまるところ、SIのGNDはメイン系サウンド系の2系統があり、それぞれは
接続する必要があったのだ。いや、元々サウンド周りは専用の18V電源を接続
するようになっていたので、12Vを共用するならGNDもというわけだ。
早速ハーネスを修正。
電源ON!「サー・・・」おお、やった!!!

音声バランスを調整して、バッチリのインベーダー環境が戻ってきた。
時間はかかったけど、直ってよかった。


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